報告
渡航期間: 2003年7月18日〜2003年8月15日    派遣国: ドイツ、エチオピア
  出張目的
  ドイツ、ハンブルグにおける第15回国際エチオピア研究会議におけるフィールド・ステーション活動の成果発表、およびエチオピアにおけるフィールド・ステーション連携国際ワークショップの開催準備ならびに臨地教育
  重田眞義 (大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・アフリカ地域研究専攻)

 

  活動記録
  7月18日(土)
  • 関空発 − ハンブルグ着
      7月19日(金)〜7月27日(日)
  • ハンブルグ大学および同アフリカ研究所にて第15回国際エチオピア研究会議および分科会に参加・発表
      7月28日(月)
  • ハンブルグ発 − アジスアベバ着
      7月29日(火)〜8月12日(火)
  • エチオピア・フィールド・ステーションにてフィールド・ステーション連携国際ワークショップの開催準備ならびに臨地教育に従事
      8月13日(水)〜8月15日(金)
  • アジスアベバ発フランクフルト経由 − 関空着

     

      結果と進捗状況
     
    (1)フィールド・ステーション連携国際ワークショップの開催準備とフィールド・ステーションの整備
      2003年10月20日からアジスアベバにおいて開催するフィールド・ステーション連携国際ワークショップの準備のためにエチオピア・フィールド・ステーションとして借り上げている部屋を整備しました。同時に国際ワークショップの準備と打ち合わせ作業を、アジスアベバ大学側の関係者とともにおこないました。
    (2)エチオピアにおける臨地教育
      エチオピアにおいては、ASAFASの大学院生ベル・アサンテさん(平成14年度入学)が、私費で「Craft Associations and Traditional basketry among Harari Women in Ethiopia」に関する現地調査をおこなっていました。エチオピア・フィールド・ステーションにおいてアサンテさんの調査報告を聞き、今後の調査方針に関する討論をおこないました。

    エチオピア・フィールド・ステーション(EFS)の活動に関しては、EFSホームページ http://areainfo.asafas.kyoto-u.ac.jp/efs/index.html を参照してください。

     

     
    エチオピア東部にある城塞都市ハラールにおいてかご作り女性職人の研究をおこなうベル・アサンテさん(ASAFAS大学院生、平成14年度入学文部科学省国費留学生・米国)と職人組合の女性たち。(ベル・アサンテ撮影)   ハンブルグ大学で開催された第15回国際エチオピア研究会議でエチオピア南部における野生動物保護と地域住民の関係に関する研究発表をおこなう西崎伸子さん(ASAFAS大学院生、平成11年度入学)。この国際学会ではエチオピア・フィールド・ステーションを活用して研究教育活動をおこなったASAFAS教員、院生あわせて6人がその成果発表をおこなった。
       
    雲の低くたれ込めたアジスアベバ市街。8月のアジスアベバは毎日のように雨が降り、曇天が続く。朝夕の気温も10度ちかくまで下がる。西暦の9月にはじまるエチオピアの新年まで、明るい日差しの太陽はなかなか拝めない。10月の連携ワークショップの準備はこんな天気のもとですすめられた。    
     
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