Proceedings of Kyoto Symposium, 2006
 Crossing Disciplinary Boundaries and Re-visioning Area Studies:
 Perspectives from Asia and Africa (2006/11/9-13)

書名: Proceedings of Kyoto Symposium, 2006
Crossing Disciplinary Boundaries and Re-visioning Area Studies: Perspectives from Asia and Africa (2006/11/9-13)
編者: MARUYAMA Junko, WANG Liulan, FUJIKURA Tatsuro, ITO Masako
発行元: Graduate School of Asian and African Area Studies,
Center for Southeast Asian Studies, Kyoto University
 
   

【概要】

本書は、2006年11月9〜13日に京都大学百周年時計台記念館において開催された国際シンポジウム “Crossing Disciplinary Boundaries and Re-visioning Area Studies: Perspectives from Asia and Africa” (「総合的地域研究の新地平:アジア・アフリカからディシプリンを架橋する」)の会議録です。

 
   
 
 

本シンポジウムは、21世紀COEプログラム「世界を先導する総合的地域研究拠点の形成」の最終年度にあたって、その成果を公表するために企画されました。2002年度に開始したこのプログラムは(1)フィールド・ステーションを活用した臨地教育・研究の推進、(2)統一テーマ「地球・地域・人間の共生」にそった4つの問題群に関する研究・教育、(3)多元的情報の整備と発信を担う「地域研究統合情報センター」の設置準備の3点に重点をおいた活動を展開してきました。本シンポジウムでは、こうした活動の成果を発表し、本プログラムが目指してきた「総合的地域研究」の到達点を示すとともに、今後の課題について議論がなされました。

本シンポジウムでは、4つのメイン・パネルと8つのサテライト・ワークショップに加えて、数多くのポスター発表が行われました。メイン・パネルとサテライト・ワークショップのテーマは下記の通りです:

メイン・パネル:
「景観の自然史・環境の社会的構築」、「地域情報学の展開」、「人の移動と社会空間の生成:変動する地域への視座」、「アジアとアフリカにおける開発と民主化の展望:ローカルな視点から」

サテライト・ワークショップ:
「価値を生み出す創造力のゆくえ:価値の構築過程における行為と反照性の人類学」、「南部アフリカにおけるグローバル化とローカリティ:地域社会の視点から」、「地方分権下の自然資源管理と海域生活世界:インドネシア・スプルモンデ諸島から」、「地方分権下の自然資源管理と海域生活世界:インドネシア・スプルモンデ諸島から」、「地域研究における映像的な知の探求」、「移動民がみた『故郷』:移住とコミュニケーションの動態から」、「ユーラシア・アフリカ遊牧社会のゆくえ:『移動性』と『柔軟性』の可能性をさぐる」、「『地域』をつくるバナナとエンセーテ:アジア・アフリカにおけるバショウ科作物を基盤とする持続的生業システムの比較研究」。

 

   
      【書名】 Proceedings of Kyoto Symposium, 2006
Crossing Disciplinary Boundaries and Re-visioning Area Studies: Perspectives from Asia and Africa
(2006/11/9-13)
 
      【編者】 MARUYAMA Junko, WANG Liulan,
FUJIKURA Tatsuro, ITO Masako
 
      【発行元】 Graduate School of Asian and African Area Studies, Center for Southeast Asian Studies, Kyoto University  
      【出版年】 2006年  
      【シンポジウム 
  HP】
Crossing Disciplinary Boundaries and Re-visioning Area Studies: Perspectives from Asia and Africa
 
         
       
   

本書にはメイン・パネルとポスターセッションで発表された50の論文に加えて、サテライト・ワークショップで行われた56の口頭発表の要旨および上映された11の映像作品の概要が収録されています。

本シンポジウムにはアジア、アフリカ、ヨーロッパや北米から招かれた著名な研究者をはじめ、国内外の若手研究者や大学院生を含む300人以上が参加し、水準の高い発表と、活発な議論が行われました。

本書を通して総合的地域研究の最先端の研究成果を知っていただくとともに、そのさらなる発展の可能性を感じていただければ幸いです。

 
    ※問い合わせ先
 
   
  • 21世紀COEプログラム事務局<21officeasafas.kyoto-u.ac.jp>
    電話: 075-753-9192
 

 

 
 
 
 
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