2006年
12月号

  第44回の本部執行会議が12月21日(木)に開催されました。拠点リーダーの市川教授が出張中のため、今回の本部執行会議は杉島の司会でおこなわれました。今年度計画していた国際シンポジウムやワークショップをはじめとする企画の大半が終了したために、今回の会議における報告や議題はわずかでした。本プログラムが終了するまで、残すところ3ヶ月となったことを実感した会議でした。

  報告事項では、いつもどおり、まず池野助教授から予算の執行に関する報告がおこなわれました。各部門の予算残額が伝えられ、2月末までに予算の執行を終了させることが依頼されました。

  議題としては、本プログラムの最終報告書が話題となりました。報告書の原稿は多くの教員が分担して執筆することになっています。1月15日を締め切りとすることが再確認され、そのことをリマインドするメールを執筆者に送ることになりました。この報告書には本プログラムによる教育研究の成果をしめす資料として、院生と教員の2002年10月以降の研究業績を添付することになっています。多くの教員と院生から研究業績のデータを集めることは実に骨の折れる仕事です。今回の本部執行会議では、この作業を担当している事務局本部の長谷さんから進捗状況が報告されました。論文と口頭発表あわせると、院生と卒業生の研究業績は現在把握されているものだけで600件をこえるとのことです。また、教員の研究業績の大半はすでに本プログラムのウェブサイトに掲載されていますが、今後これをアップデートする作業が残されています。

  もうひとつ議題として話し合われたのは、本プログラムで設置したフィールド・ステーションを今後どうするかという問題です。フィールド・ステーション部門ではこの課題について議論が継続されており、おそらく次回の本部執行会議では、この議論の報告がまとまったかたちでなされるものと思われます。フィールド・ステーションの統廃合やASAFASが実施する「『魅力ある大学院教育』イニシアティブ」による継承など、いくつかの可能性が検討されています。(文責=杉島)

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