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チーク造林地のチークが伐採された後、(1)そのまま放置された伐採跡地及び、(2)2サイクル目のタウンヤが始められた造林地において、土壌サンプリング及び植生調査を行った。チーク伐採跡地ではタケを中心とする植生の回復が認められ、伐採直後の土壌侵食の危険性が軽減されていることが示唆された。また、2サイクル目のタウンヤ造林地では、間作物の生育があまり良好ではなく、土壌肥沃度が低下している可能性が示唆された(採取した土壌は、現在分析中)。
また、バゴー山地に設置した7カ所の気象モニタリングステーションのデータから、バゴー山地では降水量に明確な地域差があり、バゴー山地の西斜面は東斜面に比べ乾燥し、また両斜面共、北に行くほど乾燥が強くなっていることが確認された。これらのデータは、バゴー山地内でのチーク造林適地を判断するうえで、非常に有用であるといえる。