報告
渡航期間: 2004年11月4日〜2004年11月27日    派遣国: エチオピア
  出張目的
  エチオピア・フィールド・ステーションの整備と臨地教育
  重田眞義 (大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・アフリカ地域研究専攻)

 

  活動記録
  11月4日(木)〜11月5日(金)
  • 関空発 −アジスアベバ着
      11月5日(金)〜11月26日(金)
  • エチオピア・フィールド・ステーションにてステーションの整備および臨地教育に従事。
      11月27日(土)
  • 現地離隊

     

      結果と進捗状況
     
    (1)フィールド・ステーションの整備
     エチオピア・フィールド・ステーション(以下 EFS)では R-BGAN衛星通信システムを活用して、サブ・ステーション、京都、各派遣院生のフィールドとの間で随時電子メールによる連絡をとれる体制を整備、発展しました。アジスアベバFSと南オモサブ・ステーションにある調査機器の維持・管理をおこないました。南オモサブ・ステーションにある既設の備品の維持・管理をおこないました。アジスアベバFSと南オモサブ・ステーション不在時の防犯体制の確立をすすめました。
    (2)臨地教育
    • エチオピアでは、ベル・アサンテ(平成14年度入学・21COE派遣・研究課題:Women’s associations and the preservations of traditionalcrafts in Harar)、伊藤義将(平成15年度入学・私費・研究課題:エチオピア南西部高地森林域における野生植物利用)、西真如(平成15年度編入学・21COE派遣・研究課題:エチオピアの在来組織が形成する地域社会と公共性)が現地調査をおこなっており、アジスアベバFSおよび南オモサブ・ステーションにおいて調査報告セミナーをおこないました。
    • また2004年11月10日から27日まで、重田眞義(ASAFAS教員)、ゲブレ・インティソ博士(EFSのカウンターパート)、マモ・ヘボ博士、伊藤義将(平成15年度入学)、ベル・アサンテ(平成14年度入学)、山本雄大(平成13年度入学)、佐藤靖明(平成13年度入学)、金子守恵(平成10年度入学)は、南部エチオピアを中心にスタディ・ツアーをおこないました。

     

      今後の課題
        教員、院生が不在時の備品や施設、通信ネットワークの管理のために、フィールド・ステーションと南オモサブ・ステーションに常駐できる研究員の必要性を痛感しました。

     

     

    写真2 南オモ地域のサブ・ステーションにおいて、衛星通信をつかったネットワークのチェックをしている様子(重田眞義・ASAFAS教員)。

     
     
     
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