21世紀COEプログラム研究会
アフリカ地域研究会

日時: 2004年12月6日(月) 15:00〜17:00

場所: 京都大学アフリカ地域研究資料センター
共同棟(新館)3階共同講義室(307号室)
(京都市左京区吉田下阿達町46)

演題:「ザンビア北部における村落・農業開発:課題と展望」

講 師: Dr.Chileshe L. Mulenga(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 客員教員: ザンビア大学)

要 旨: 
   ザンビア北部は、南部アフリカの鉱業経済の勃興以来、労働力供給地となってきた。
最も生産性の高い労働力を輸出し、自らの発展をなおざりにしてきた。そのため、労働移動にはどめをかけ、地域の経済発展を活性化していく必要が生じた。国家経済の破綻までは、国家主導の社会・経済投資が、主要な村落開発戦略であった。その後、マクロな経済の改革は、国家の役割を最小限にすることを目的とし、多くの農村世帯をより小規模で、伝統的な農業に引き戻した。その一方で、人口変動は世帯の構造・構成・文化を変化させてきた。こうした状況で、社会経済的な変化への人々の対応や、そうした対応の環境への影響に焦点をあてた研究は、社会や環境への利益の損失を避けるためにも重要であろう。

この研究会は、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科と京都大学東南アジア研究所が、2002年度から共同で遂行している21世紀COEプログラム「世界を先導する総合的地域研究拠点の形成」の研究活動の一環です。

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連絡先: 京都大学アフリカ地域研究資料センター、宮本可奈子
TEL: 075-753-7821 FAX:075-753-7810

E-mail: kanako@jambo.africa.kyoto-u.ac.jp