研究会
「村のリーダーたちと改良普及事業」


日時: 2003年3月17日(月) 14:00〜17:30
場所: 京都大学東南アジア研究センター 共同棟3F
    日本の農業および生活改良普及事業がかがやいていた昭和30年代から40年代前半 に学び、その経験を発展途上国の農村開発にいかそうという試みが近年盛んになって いる。東南アジア研究センターが長年かかわっているバングラデシュ農村開発共同研 究においてもしかりである。村の発展のためには、村のリーダーたちは重要な役割を 担っているいることは誰もが見とめるところだろう。特に、改良普及事業は、村の リーダーたちをどうのように理解し、連携をとってきたのかは、重要なポイントとな る。今回の研究会では、この点に焦点をあて、昭和30〜40年代に生活改良普及員で活 躍された方、現在の農業および生活改良に従事されている方、バングラデシュでの農 村開発共同研究プロジェクトへの参加者の、それぞれの具体的な事業事例の経験を比 較相対化する作業を行い、現在の日本、バングラデシュにおいて改良普及事業をつう じて農村開発をおこなっていために、昭和30〜40年代の経験にいかに学ぶかを参 加者の皆さんとともに考えてみたい。

 
    プログラム
     
  14:00 開会
佐藤寛(アジア経済研究所)
 
    14:15   安藤和雄(東南アジア研究センター)
「本日の目的について」
 
    14:25   報告1
西潟範子(日本農業新聞記者、元新潟西蒲原農業改良普及センター次長、生活改良普及)
「生活改善活動で進めたリーダーの確保・育成について」
 
    15:05   報告2
松田武子(京都府亀岡市農業改良普及センター次長、生活および農業改良普及)
「亀岡市の農家のリーダーたちと改良普及事業」
 
    16:00   報告3
安藤和雄
「バングラデシュの農村開発と農村リーダーたち」
 

 

 

これは、共同研究会「農村開発における地域性ー農業普及・地方行政・生活文化ー」です。


 
 
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