研究会
「観光文化の人類学」


観光をめぐる研究は人類学において既に少なからぬ蓄積がある。観光人類学が分野として認知されていくのと同時に実際の「観光」のあり方はエコツーリズム、グリーンツーリズム、オルタナテイヴツーリズムなどの呼称に見られるように、多様化してきた。
一方、人類学者は調査地で、様々な形で観光と関わってきた。そして観光は無視しえない事象として我々の視界に入ってくるのみならず、観光をめぐる文化の客体化とそこに関わる人々のアイデンティティや権力作用を見ることは、人類学の諸概念や、視点にも、再考を促す。
今回は、このテーマで研究を続けて来られた三名をお招きして、観光人類学の現在と観光文化の研究が人類学に何をもたらすかを考える機会としたい。
日時: 2003年12月13日(土) 13:00〜18:00
場所:
京都大学 人間・環境学研究科 地下講堂
(行き方:JR京都駅より市バス206系統「京大正門前」下車、西へ徒歩7分/阪急
河原町駅より市バス201系統「京大正門前」下車)
プログラム:
13:00-14:00 安藤直子(お茶の水大学)
「地域社会からみた観光−祭りの『商品化』と地元住民の主体性−」
14:00-15:00 川森博司(甲子園大学)
「ゆるやかな土着−ふるさと観光と地域づくり−」
15:00−15:20 休憩
15:20−16:20 橋本和也(京都文教大学)
「地域文化資源『開発』と観光 −オセアニアの事例から」
16:20-18:00 コメント及びディスカッション
コメント:江口信清(立命館大学)
川村清志(神戸学院大学)
司会: 速水洋子

◆終了後、懇親会を予定しています。こちらのほうにもこぞって参加してください。

 

これは、「京都人類学研究会2003年度冬季季節例会」です。

問い合わせ先:
電話 075-753-7336 FAX075-753-7350(京都大学東南アジア研究センター 速水研究室)
ホームページ http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~shakti/ (田中雅一ホームページ内)

 
 
 21世紀COEプログラム「世界を先導する総合的地域研究拠点の形成」 HOME