「仕立師の卵」 遠藤聡子(アフリカ地域研究専攻)
写真はブルキナファソの仕立師を養成する学校の授業風景です。生徒が作った型紙を先生がみてアドバイスをしています。
ブルキナファソでは、衣服といえば1着ずつの注文仕立が基本です。人びとは布を買って仕立屋に持ち込み、仕立師と話し合ってデザインを決め、サイズを測って衣服を注文します。そんな仕立の仕事を志す約40人の若者が、3年のプログラムでこの学校に学んでいます。生徒たちはまず単純なスカートから学び始め、その応用、次に単純な上着とその応用、そしてズボン、ジャケットと、3年間のプログラムを終える最後にはウエディングドレスを作るそうです。
生徒たちはまず先生から型紙の作り方を学び、その後実際に自分のサイズで服を仕立てます。もちろんプロの仕立屋にはまだまだ及びませんが、自分が着るための衣服を仕立てながら毎日精進します。開校して5年目のこの学校から、自分のアトリエを開いた女性も出たそうです。後輩たちもがんばれ!