2004年
4月号

  4月7日はASAFASの入学式でした。そのためというわけではないのですが、今月の会議は通常よりも一週間早く、入学式の翌日、8日に開催されました。今月からは、ASAFAS新任の助手2人が執行部に参加します。また、今月は、ホームページ担当の事務補佐の人も、後述の中間評価ヒアリングとの関係で出席してもらったほうがよいとのことで、会議に同席しました。

  報告事項としては、平成15年度の予算執行の最終状況について説明がありました。部門や部会間の貸し借りは存在せず、無事予算執行を終えたことが報告されました。会計担当のみなさん、どうもご苦労さまでした。他には、成果等推進部会から、国内・国外での研究会のための予算、計160万円の使途についての基本方針が説明されました。

  大学院生WSのWG座長からも、その後の進展について報告がありました。先月の執行会議だよりでも報告しましたように、WGは若手教員と院生を中心に運営することになりましたが、今月の会議では、ワーキンググループという名称は院生の主体的かかわりをかならずしもよく表現するものではなく、WS組織委員会にしてはどうかという案が出され、了承されました。

  さて、議題です。今月の議題は2つでした。ひとつは、ネットワーク部会から、ホームページ関係の管理・更新のために、事務補佐の人をもう一名追加したい旨の提案があり、議論の末、了承されました。わたしたちのプログラムはホームページの充実化を強調していますので、これはなんとかしなければという結論で、プログラムとしては事務局の予備費を当てることになりました。

  ちなみに、ホームページにかんして、この会議でリーダーから紹介されたデータによると、プログラムのHPへのアクセス回数が急上昇しています。2003年5月26日にHPのカウンターが始動してから、5000回に到達したのが03年10月26日、10000回が04年1月6日、15000回が04年2月20日、そして20000回が04年4月7日だとのことです。つまり、当初のアクセスが1日平均33件であったものが、今年に入ってからは1日平均100件以上になっているということです。数だけが総てではないとはいうものの、執行会議のメンバーにとっては非常に心強い数字です。

  今月のもっとも重要な議題は、中間評価にかかわるヒアリングです。わたしたちのプログラムのヒアリングが、5月18日午後に東京で開催される、との報告があり、このヒアリングに向けて、どのような準備をするかが議論されました。ヒアリングは1プログラムあたり30分で、リーダーによる説明が10分、質疑応答が15分、残りの5分が評価委員間の審議に使われるということです。プログラムからの出席者は、リーダー、ASAFAS新研究科長、CSEAS所長というのが事務局案で、これは会議で了承されました。

  会議では、ヒアリングでの説明内容の概要、今後に整えられるべきデータなどにかんし、リーダーが用意した資料が配布され、それをもとに活発な意見交換がなされました。こういうときこそ、文殊の知恵が必要とされます。今後の予定は、会議で出されたアイデアを参考に、リーダーが事前提出書類を作成、これは5月10日に大学本部に提出、これとは別にヒアリング当日に会場に持参する追加説明資料を、同じく会議で述べられたアイデアを参考にリーダーと事務局が作成することになりました。人事を尽くして天命を待つ、というところでしょうか。

  ヒアリングの追加説明資料を作成することとの関係で、プログラム最終年の国際会議についても議論がなされました。予定としては、2006年11月に京都で開催する、国際シンポジウムという形で開催して海外からも発表者を招く、内容的には、COEプログラムの成果であるとともに、開催年がASAFAS設立10周年の前年でもあることから、「地域研究の現状と夢」を語る場、地域研究の最先端について議論する場にしたい、という意見が、成果等推進部会長から述べられました。より詳しい内容については、今月中に成果等推進部会で検討することになります。

  今月は、年度始めということもあり、報告事項も議題も少ない会議でした。所定の2時間もかからずに早く終わるだろうとの予測だったのですが、予想に反し、所定の時間を10分ほどオーバーしました。それだけ、中間評価ヒアリングやプログラム最終年度の国際シンポジウムをめぐって活発な意見の交換があったということです。(文責=加藤)

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