2005年
12月号

  今年最後の本部執行会議が12月15日に開催されました。まず予算の執行状況に関する報告がおこなわれた後、来年度の京都大学国際シンポジウム、「地球社会の調和ある共存にむけて」(“The Quest for Harmonious Co-existence in the Planetary Community”)に関する報告が市川科長からおこなわれました。このシンポには京都大学に23ある21世紀COEプログラムの拠点からASAFASをふくむ8拠点が参加し、2006年11月27〜29日に開催予定される予定です。  

  つづいて先月(11月)の23〜24日にバンコックで開催された第7回京都大学国際シンポジウム「地球・地域・人間の共生―フィールド・サイエンスの地平から」(“Coexistence with Nature in a ‘Glocalizing’ World: Field Science Perspectives”)の実行委員長である平松教授から、盛会裡に終わったシンポの実施状況と、今後の成果の出版計画に関する報告がおこなわれました。また、シンポ終了後に実施したラオスとミャンマーへのスタディ・ツアーについては、引率者の岩田助教授から旅程と訪問先における臨地教育の内容とともに、今回のスタディ・ツアーが参加者たちに地域間比較の重要性をあらためて認識させるうえで大きな効果があったとの報告がありました。シンポジウムとスタディ・ツアーの模様を撮影したビデオと写真は、近日中に参加者によるレポートとあわせてHPで公開しますが、すでに京都大学HPの「トピックス:2005年11月25日」
http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2005.htmには、シンポジウムに出席された尾池総長の出張報告とともに、シンポジウム関連の写真がたくさん掲載されています。

  シンポ関係では、このほかに2006年11月11〜12日に京都大学百周年時計台記念館で開催する国際シンポジウム「総合的地域研究の発展と課題―地球・地域・人間の共生をめざして」(“Developments and Prospects of Integrated Area Studies: In the Path of Human-Nature Coexistence in a Glocalizing World”)の準備の進捗状況が報告されました。現在、実行委員会ではこのシンポのHPを来年4月に立ち上げるべく準備をすすめています。また、広報委員会からは、本プログラムHPの最近の更新状況とともに、京都大学HPの「総長式辞集」中の「東南アジア研究所創立40周年記念式典挨拶」
http://www.kyoto-u.ac.jp/uni_int/01_sou/speech.htm
やZ会HPの「特集 大学トップが語る我が大学の魅力 第4回 京都大学尾池和夫総長」
http://www.zkai.co.jp/z-style/special/004_top3.aspなどに本プログラムのHPがリンクされ、紹介されていることが報告されました。

  また、議題としては、今年度の予算の執行状況を細部にわたって検討し、予算残額の再配分計画を策定しました。つづいて、来年度の予算編成方針について議論をおこないながら、本プログラムの最終年度にあたる来年度の最重要課題についても意見をかわしました。(文責=杉島)

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