第37回の本部執行会議が4月20日(木)に開催されました。まず池野助教授から平成18年度の予算の執行に関する報告がおこなわれ、今年度は21世紀COEプログラムの最終年度にあたっており、例年にもまして早めの予算執行をおこなってほしいとの要請がなされました。
つづいて杉島から、大学院生・若手研究者による論文を20編ほど掲載する予定の『アジア・アフリカ地域研究』の21世紀COEプログラム特集号の進捗状況に関する報告がおこなわれました。3月15日の締め切りで、この特集号への執筆希望者を募ったところ、35名の大学院生と卒業生からの申請がありました。これは嬉しいことです。しかし、7月末の締め切りまでに30本をこえる論文が投稿されてきた場合、どのようにして、そこから特集号に掲載する論文を選定するかという問題がでてきました。この問題については今後、出版委員会で話し合っていくことになります。
木村助教授からは、ネットワーク部会の研究成果を発表し、討議することを目的とするワークショップ、「ネットワーク型地域研究の成果と展望」(仮題)の開催計画が報告されました。開催日を9月29日(金)とし、開催場所については今後さらに検討をおこなっていくことになりました。
高田助手からは11月に開催される国際シンポジウムの準備の進捗状況に関する報告がおこなわれました。このシンポジウムには外国から25名、国内から19名の研究者の招聘が予定されていますが、現在、その招聘手続きが進んでいます。また、執行会議では現在制作中のこのシンポジウムのHPがはじめて披露されました。このHPは今月中には公開されますので、そこからシンポジウムについて多くの情報をえることができるようになります。また、このHPをとおしてのシンポジウムへの参加登録も近いうちにはじまります。
水野助教授からは、広報委員会によるこの1ヶ月の活動報告がおこなわれました。いつもながら、21世紀COEプログラムのHPは活発に更新されていますが、ザンビアとタンザニアのFSが新たにHPを立ち上げたこと、エチオピアFSのHPが大幅に充実されたことが、この1ヶ月間の主な変更点です。機会がありましたら、ごらんください。
議題では、4月1日にアジア・アフリカ地域研究研究科の助教授に着任された伊藤正子氏の21世紀COEプログラムへの参加が承認されました。また、あわせて退職や他大学への転出等によって生じた21世紀COEプログラム参加者(教員およびCOE研究員)の異動が報告されました。
早いもので、われわれの21世紀COEプログラムも最終年度をむかえました。多くの成果があがってきたとは思いますが、残された1年、内実ある教育研究の成果が少しでも多くなることを目指して、大学院生、若手研究者、事務局のスタッフとともに歩んでいきたいと思っています。 (文責=杉島)
|