2007年
1月号

  通算45回目にあたる本部執行会議が1月18日に開催されました。
  まず、21世紀COEプログラムで維持してきたフィールド・ステーション(FS)をプログラム終了後にどうするかについて、現在FS部会で検討中であることが報告されました。我々のプログラムの目玉であるFSを今後どのように発展・継承させていくかは大きな問題ですが、とりあえずはこれまで5年間の活動の総括と評価を行い、その中で、財源を見つけてさらに発展させていくもの、中心的な機能だけを残して継続させるもの、現地側に移管して管理をまかせるものなど、個別の事情を勘案して対処していくことが確認されました。つぎに、予算の施行状況について、ほぼ順調に進んでいることが報告され、同時に過不足が生じそうな部門・部会は2月中旬くらいまでに事務局に申し出ることになりました。

  広報部会からは、HPのアップデートの状況と、HPへのアクセス解析の結果が報告されました。当初は、学内、国内からのアクセスが多かったのが、最近では海外から、しかも大学だけでなく非営利団体や商業的なサイトからのアクセスが増えているとのことでした。全体のアクセス件数も大幅に増えているということです。前にも報告したとおり、広報部会の尽力もあって、我々のHPは内容・構成ともに高く評価されており、このような好評に応えてプログラムの終了時にはHPのコンテンツをDVDにまとめて、報告書と共に各方面に配布することになっています。

  議題ではまず、物品の管理換えについて諮られました。21世紀COEプログラムで購入した備品などについては、プログラム終了後も適切な方法で管理することが義務づけられていますが、基本的には現時点でそれらの備品を管理している部局に管理換えをすることが合意されました。また一部は2007年4月に開設されるアジア・アフリカ地域研究科図書室に備えることがあわせて承認されました。つづいて、京都シンポジウムの残金や事務局から放出された予備費などの再配分が諮られ、承認されました。

  最後に、年度末の出版を計画している冊子体の報告書の内容と構成、体裁、印刷部数などについて諮られ、承認されました。原稿は1月中に集め、2月中に完成原稿を用意するが、印刷に廻すのは念のため、日本学術振興会から最終報告書の体裁や内容に関する通知があるのを待つことになりました。

  4年半つづいたプログラムもあと2ヵ月あまりになりました。本部執行会議もあと2回です。がんばりましょう。(文責=市川)

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