2007年
2月号

  第46回の本部執行会議が2月22日(木)に開催されました。報告事項では、いつもどおり、まず池野助教授から予算の執行に関する報告がおこなわれました。各部門の予算残額が伝えられるとともに、2月末までに予算の執行が確実に終了するとの見通しがのべられました。

  議題としては、まず最終報告書出版の進捗状況が話題となりました。報告書の原稿は多くの教員が分担して執筆することになっています。2月末の印刷原稿の完成をめざして仕事を進めてきました。しかし、原稿を提出せずに海外出張にでかけている教員が若干名おり、本部執行会議では、その善後策が話し合われました。

  つぎに、ふたつめの議題として3月2日に日本学術会議講堂で開催されるシンポジウム「地域研究の最前線―知の創成」にむけての準備が話題となりました。このシンポジウムは、京都大学をふくむ全国の7つの大学で実施されてきた地域研究関係の21世紀COEプログラムの成果を報告しあうことで、今後の地域研究のあり方を展望することを目的とするものです。われわれの21世紀COEプログラムからは9名が出席し、拠点リーダーの市川教授が報告をおこないます。また、21世紀COEプログラム関連の多くの出版物を展示するとともに、ポスター発表もおこないます。本部執行会議では、これらを準備するうえで、だれが何をおこなうべきかが話し合われました。このシンポジウムの案内は、日本学術会議のウェブサイトhttp://www.scj.go.jp/ja/event/index.htmlや地域研究コンソーシアムの事務局である京都大学地域研究統合情報センターのウェブサイトhttp://www.cias.kyoto-u.ac.jp/index.php/news_detail/id/56に掲載されています。

  最後に杉島から、編集作業を進めている『アジア・アフリカ地域研究』6-2号の進捗状況に関する報告がおこなわれました。すでに何回か「執行会議だより」で紹介してきましたが、今号の『アジア・アフリカ地域研究』は、21世紀COEプログラムに参加するなかで学問的に大きく成長した大学院生や若手研究者の研究成果の特集号になります。学術雑誌としては異例ですが、彼らが投稿した22本の論文を掲載し、400ページをこえる大部の号になります。現在、初校が終了しつつあるところです。かなり苦しいスケジュールですが、3月末の刊行をめざして、今後とも編集作業をつづけます。近日中に、21世紀COEプログラムのウェブサイトに、6-2号の目次を序文や表紙とともに掲載しますので、関心のある方はごらんください。(文責=杉島)

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