ワークショップ

マゴ国立公園(10月23-29日)

ファシリテーター:西崎伸子佐川徹

マゴ国立公園は、大地溝帯の一角をなすオモ渓谷にあり、面積2,162平方km、標高はおよそ450mです。密猟の結果、象やバファローの数は非常に少なくなってしまいましたが、公園の景観は変化に富んでおり、さまざまの色鮮やかな野鳥が観察されます。

このスタディツアーでは、公園の中や周辺に居住するハマル、バンナそしてムルシなどの人びとの、村とマーケットを訪問し、マゴの生態環境のなかに展開する人びとの生業と文化を紹介します。


スタディツアー報告:
このスタディツアーでは、アジス・アベバ大学の院生2名を含むワークショップ参加者6名を、エチオピア西南部のマゴ国立公園やダサネッチ周辺地域へ、佐川徹氏とともに案内しました。

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写真は、マゴ国立公園のキャンプサイトでテントを設営し、川で泳ぎ、夕食のヤギをさばく準備をしている合間の「至福の時」の様子です。この後、ヒヒに荷物をとられたり、食料難が続いたりして、困難なサファリが続くのですが・・・。

スタディーツアーとしては、これまでゼミや研究発表において、「言葉」で伝えていた調査地の概況が、第三者に十分に伝わっていなかったことを指摘されるなど、今後の研究活動を進めていく上で、非常に参考となる意見をいただき、また有意義な議論を参加者と交わすことができました。(西崎伸子)