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京都シンポジウム サテライトワークショップ (2006年11月9日,於京都大学)
"Globalization and Locality in Southern Africa: A View from the Local Communities"
Symposium  21世紀COEプログラム「世界を先導する総合的地域研究拠点の形成」の集大成として、2006年11月に京都シンポジウム「総合的地域研究の新地平:アジア・アフリカからディシプリンを架橋する」(英タイトル "Crossing Disciplinary Boundaries and Re-visioning Areas Studies: Perspectives from Asia and Africa")が開催される。ZFSは8つあるサテライト・セッションの1つを企画・運営することが決定している。セッションタイトルは「Globalization and Locality in Southern Africa: A View from the Local Communities」である。

詳細:
Kyoto Symposium "Aiming for COE of Integrated Area Studies"


南部アフリカ地域研究会
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21世紀COEプログラム「世界を先導する総合的地域研究拠点の形成」によるザンビアFS開設を機に、院生の発案によって本研究会はスタートした。

2003年5月に開かれた最初の会合において、本プログラムによる派遣対象となる大学院生だけでなく、南部アフリカをフィールドとする大学院生や教官が参加して、「南部アフリカ」という枠組の中で、各自の研究を捉えなおしてみようという機運が生まれた。そして南部アフリカに関する情報を交換するとともに、議論を深める場をつくることが提案され、2003年9月に第1回の研究会が開催された。

2006年2月にはワークショップ『「土地」から展望する南部アフリカ』を東京外国語大学において主催し、研究会のメンバーそれぞれが積み重ねてきた研究成果を発表した。また、同年11月に開かれる京都シンポジウムにおいて、サテライト・セッションの一つを企画・運営することが決まっている。

これまでの参加者(敬称略):
荒木、島田、水野、高田、秋山、中山、岡本、丸山、村尾、藤岡、宮下、宇野、伊東、飯田、吉川、中山(美)、吉田、成澤、淡路、菅野、長倉、荒木(美)、ムレンガ、伊藤、中村、手代木、山科、その他学内外の研究者が随時参加。

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第1回 2003/9/17  村尾が2003年11月からのフィールド調査計画を発表。

第2回 2004/7/22  吉田、淡路、成澤、藤岡が各自の研究関心と調査計画について発表。

第3回 2004/9/24  村尾が 調査報告と今後の研究の方向性について発表。

第4回 2004/12/17  山本久太(ケープタウン大学社会人類学科)が「疎外と再編入:ケープタウンにおける、あるストリートユース更生プログラムの考察から」という演題で発表。ストリートユース(16歳から25歳までの路上生活者)を対象とする更生プログラムを受講している男性とその更生プログラムを運営する職員を対象にインタヴューを行ない、ストリートユースが社会から疎外され、また更生プログラムを通して社会へ再編入される過程を論じた。
 また、荒木茂が「南部アフリカを特徴づけるもの−路上観察の結果から」という演題で、ナミビア、ザンビア、ジンバブウェ、南アフリカの各地の農村と都市において共通にみられる諸要素(植民地時代の遺制とその後の展開)について紹介した。

第5回 2005/5/12 土地をテーマにした研究発表会1
 高田「ナミビア北部におけるサンとその隣人との関係史」
 飯田「ジンバブウェにおける都市とジェンダー:居住権の歴史的変遷について」

第6回 2005/6/9 土地をテーマにした研究発表会2
 藤岡「ナミビア北部におけるCattle Postの展開:オヴァンボの生業変容に注目して」
 中山「湖に街ができるまで」
 岡本「ザンベジ川氾濫原における民族集団間の相互交流」
 吉田「ホアルシブ川流域におけるゾウーヒト関係の動態」

第7回 2005/7/14 土地をテーマにした研究発表会3
 丸山「ボツワナの再定住地にみるサンの居住地選択」
 吉川「ザンビア東部における社会変容と農地利用の変化:チェワ農民による新たな畑の創出をめぐって」
 村尾「農からみる土地資源:ザンビアにおける作物栽培を中心に」
 淡路「ザンビア南部、半乾燥地域におけるソルガム栽培」

第8回 2006/7/21  長倉、菅野が今後の研究計画を発表。

第9回 2006/2/3 ワークショップ「土地」から展望する南部アフリカ 予行
 淡路「ザンビア南部半乾燥地域におけるソルガム栽培」
 村尾「砂土に茎を植える技術 ―ザンビア西部におけるキャッサバ栽培と土地の利用―」
 丸山「ボツワナの再定住地における狩猟採集民サンの居住地選択」

第10回 2006/2/9 ワークショップ「土地」から展望する南部アフリカ 予行
 岡本「ロジ社会の成立基盤としてのザンベジ川氾濫原」
 吉田「「砂漠ゾウ」と牧畜民との関係性の変容−季節河川の利用をめぐって−」
 中山「湖に「まち」をつくる―マラウイ湖漁撈社会変容における帰還労働移動者受容―」 

第11回 2006/6/15 11月のサテライトワークショップの準備
 企画内容に関して、牧野久美子さん(日本貿易振興機構アジア経済研究所)を交えて議論を行なった。
 また、村尾が「ザンビア西部州におけるアンゴラ難民の編入―自主的に村へ定住した人びとの社会的な営みから―」という演題で発表を行なった。

第12回 2006/7/11 研究計画発表
 手代木「ナミビア半乾燥地域における,インゼルベルグの地生態学的特性と人々の生活の関わり」
 伊藤「農村における労働移動の社会・経済的影響―出稼ぎの今と農村の役割」
 山科「半乾燥地における動植物と水の関わり」
 中村「ザンビア南部州グエンベ県近郊カリバ湖周辺におけるファーミングシステム」


ワークショップ
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ZFSメンバーは、南部アフリカ地域研究会を通じて、各自のフィールドでみられるミクロな現象を「南部アフリカ」というより広い地域のなかにどのように再定置するのか、さらに「南部アフリカ」という地域をいかにとらえるのかという問題を、共通の課題として強く認識するようになった。

そのような経緯の中、ZFSメンバーは、成果の発表をこれまでほとんど機会の無かった東京で行いたいと考え、ワークショップの開催を計画した。ワークショップのテーマは、南部アフリカ地域に共通の問題として浮かび上がる「土地」をキーワードに、『「土地」から展望する南部アフリカ』と設定した。さらに、全国各地にネットワークをもつ南部アフリカ研究会と、日本アフリカ学会関東支部の協力を得ることにより、本テーマについていっそう多方面から検討する体制を整えることとなった。

また同時に、南部アフリカ地域研究会の第5回から第7回研究会では本ワークショップの準備を兼ねて「土地」をテーマに各メンバーが発表し、第9回と第10回には本番直前の予行をおこなうなど、個々の研究発表の質を高める一方で、ワークショップのためのミーティングや実務的な準備活動を重ねた。

本ワークショップは、2006年2月18日に東京外国語大学本郷サテライトにおいて開催された。遠隔地における研究発表会の主催はZFSメンバーの多くにとって初の試みであったが、多数の参加者による活発な議論がなされ、本ワークショップは盛況のうちに終えた。

発表者(発表順・敬称略):
淡路、村尾、岡本、吉田、中山、吉川、丸山(以上ZFSメンバー)、
飯山みゆき(東京大学経済学研究科)

詳細:
「土地」から展望する南部アフリカ
−自然と向き合う、変化を生き抜く−



報告書
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Report
■ZFS年次報告
 平成15年度   平成16年度

■教員の報告
【平成15年度】
 田中二郎(日本語 英語) 荒木茂(日本語
【平成16年度】
 高田明(日本語 英語) 荒木茂(日本語) 水野一晴(日本語

■大学院生の報告
【平成15年度】
 丸山淳子(日本語) 中山節子(日本語 英語
 村尾るみこ(平成15〜16年度)(日本語 英語
【平成16年度】
 藤岡悠一郎(日本語 英語


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