:: 平成17年度 フィールド・ステーション年次報告 | |||||
![]() |
|||||
![]() |
インドネシア(ボゴール) | ||||
(1)フィールド・ステーションの整備: | |||||
◆ボゴール・フィールド・ステーション(BFS)は、2003年3月にインドネシア国立ボゴール農科大学(IPB)と交渉を始め、2004年2月に契約を終わり、事務室、会議室、実験室を伴ったオフィスを開設しました。2005年3月には契約更新しました。ASAFAS、CSEASの学生、教員ばかりでなく、日本の他大学の学生、教員、インドネシアの研究者も利用できる研究、情報交換の場としてより活用を広めていきたいと考えています。 | |||||
![]() |
![]() |
||||
写真1. オカサゴの気根から火ばさみを作る。 この男性はンタルイが歌える人のひとり(小泉) |
写真2. 雨宿りシェルターのあと。雷雨の時は雷の精霊が彷徨き回っていてあぶない | ||||
![]() |
![]() |
||||
写真3. スマトラ島リアウ州泥炭湿地中央に分布する天然林 | 写真4. スマトラ島リアウ州泥炭湿地林での泥炭の調査 | ||||
(2)研究活動と共同研究の推進: | |||||
◆本年度は小泉都(平成13年度入学:平成18年1月9日〜2月4日)が「プジュガンにおけるプナン・ブナルイの民族植物学に関する調査」を実施し、ヤシ類を中心に植物利用についての確認をおこないました。また、ボゴールではLIPIのハバーリウムで植物標本を同定し、CIFORではDr.ドーニアと狩猟採取民の食事状態についての論文執筆の検討をおこないました。片岡美和(平成15年度入学:平成17年12月14日〜平成18年4月14日)は「インドネシア西ジャワの山間地農村における鳥類と住民の生業との関係」に関する調査で、グヌン・ハリムン−サラック国立公園周辺農村にて鳥類群集の構造、場所の利用形態、住民による鳥類の利用などを観察しました。レトノ(平成14年度入学:平成17年5月〜6月)はスマトラ島のリアウ州パンカランブヌット周辺の農村に滞在して、WWFインドネシアの研究者と森林(生物)保全と生業におけるアダプティブ・コマネージメントについて研究しました。また、小林繁男(ASAFAS教員:平成18年1月10日〜1月19日)は環境省地球環境研究総合推進費のプロジェクトとして、「東南アジア低湿地における温暖化抑制のための土地資源管理オプションと地域社会エンパワーメントに関する研究」では、共同研究者の南山大学藤本教授やDr. Simbolon(LIPI)とともにリアウ州ダユンにある泥炭湿地の中央にある天然林で毎木・泥炭調査をするとともに、ペカンバル−ツンビラハン−レンガット−ツルッククワンタンにかけて泥炭湿地林の概査をおこないました。 | |||||
(3)教員、院生の研究業績: | |||||
|
|||||
>> 平成17年度教員・若手研究者の報告 ![]() >> 平成17年度大学院生の報告 ![]() |
|||||
![]() |
|||||
平成17年度 フィールド・ステーション年次報告![]() |