:: 平成17年度 フィールド・ステーション年次報告
ベトナム
    ベトナムのフィールド・ステーションは本年度も引き続き施設設置・整備ではなく学生派遣を中心に活動を行いました。
 
  (1)研究活動・共同研究の推進:
    HOANG NGUYET THI MINH(平成15年度入学)はNational Institute of Science and Technology Strategy and Policy Studies のNguyen Do Anh Tuanさんをカウンターパートとし、ハノイ近郊の紅河デルタにあるズオン・リエウ村において研究活動を行いました。  
   
  (2)学生の派遣:
    平成17年11月3日から12月30日まで、HOANG NGUYET THI MINHが「ベトナムのキャッサバ加工産業における売掛・買掛とファーマル金融の関連性−紅河デルタの事例」という研究課題で現地調査を行うために派遣されました。  
   
  (3)教員の派遣:
    平成17年度、教員の派遣はありませんでした。  
   
  (4)研究業績:
    Andi Amri(平成12年度入学)は本21世紀COEプログラムの派遣で得られた結果を参考にして、昨年度の3月23日に「Silvo-Fishery Systems and Sustainable Management of Coastal Resouces in South Sulawesi, Indonesia インドネシア、南スラウェシ州における林業・漁業複合システムと沿岸部資源の持続的管理」というというタイトルで博士号を取得しました(インドネシア、マカッサルフィールド・ステーションの報告を参照)。
  また、昨年度本21世紀COEプログラムでベトナムに派遣されたNGHIEM PHOUNG TUYEN(平成14年度入学)はそこで得られた調査結果を含めて博士論文を執筆し、「Town-Village Interactions and the Roles of District Town in the Development Process in Vietnam's Northern Mountain Region べトナム北部山地の発展過程における都市-農村関係と郡都の役割」というタイトルで平成17年5月23日に博士号を取得しました。
  さらに、独自にベトナムで現地調査を行っていた鈴木伸二(平成12年度入学)も研究結果をまとめて平成17年9月26日「マングローブ湿地の政治経済学:移行期ベトナムの移住、制度変化、資源利用 Political Economy of Mangrove Wetlands in Vietnam: Migration, Institutional Changes, Natural Resource Uses in A Period of Transition」というタイトルで博士号を取得しました。
 

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平成17年度 フィールド・ステーション年次報告

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