Zambia Field Station
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ンカウンターの場としての水辺
乾燥地の卓越する南部アフリカにおいて、河川流域や湖畔はさまざまな人々や生きものを引きつける磁場としての役割を果たしてきた。このような水辺がまた、交易や探検などの移動の経路となりえたことも、出会いを促進したとみられる。出会いの性質とその後の展開は調和的なものばかりではなく、マクロな政治経済状況の影響をうけ、歴史的にも変遷している。こうした出会いが連なる交渉的過程をとおして、各地の水辺の社会はつくられてきたのである。

本セッションでとりあげる水辺は、ザンベジ川氾濫原(岡本)、ナミビア北西部の季節河川・ホアルシブ川流域(吉田)、マラウイ湖畔(中山)という、多様な環境条件と歴史的背景をもつ場である。出会いを構成するアクターの関係性も、異なる民族集団、人と動物、帰還労働移動者とその出身村の居住者とさまざまである。これらの事例をつなぐものとして、本セッションでは、エンカウンター(出会い)から社会形成を考える、という視座を提示する。三つの水辺における社会形成を、出会いによって再定義される境界性や、誘発される交渉のプロセスなどに着目し、検討したい。

13:00〜13:20
ロジ社会の成立基盤としてのザンベジ川氾濫原 岡本雅博(京都大学)

13:20〜13:40
「砂漠ゾウ」と牧畜民との関係性の変容−季節河川の利用をめぐって− 吉田美冬(京都大学)

13:40〜14:00
湖に「まち」をつくる―マラウイ湖漁撈社会変容における帰還労働移動者受容― 中山節子(京都大学)

14:00〜14:30
コメント・質疑応答

座長:水野一晴(京都大学)
コメンテーター:舩田クラーセンさやか(東京外国語大学)
日時:2006年2月18日 10:30 - 
場所:東京外国語大学本郷サテライト
共催:南部アフリカ研究会
共催:日本アフリカ学会関東支部

発表者感想
プログラム
総合討論

開催に際して

趣旨説明

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