Zambia Field Station
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ZFS Work Shop

表者より〜 ワークショップを終えて(発表順)
淡路 和江
ザンビア南部半乾燥地域におけるソルガム栽培
今回のワークショップを通じて、様々な分野の方々と議論を行う事ができ、大変刺激的でした。今回の経験を今後の研究につなげて行きたいと思います。

村尾 るみこ
砂土に茎を植える技術−ザンビア西部におけるキャッサバ栽培と土地の利用−
ワークショップを通して、多くのことを看取することができたと同時に、自分の調査地をあらためて多角的に捉えることができました。またザンビアや南部アフリカ、世界のなかで、さらには地域研究と他の研究分野との関連のなかで、人やものが動きつつ技術が培われるということをどのように位置付けていくべきか、多くの課題も残されました。今回ワークショップで得たことは、是非今後にいかしていきたいとおもいます。本当に楽しいワークショップでした。

岡本 雅博
ロジ社会の成立基盤としてのザンベジ川氾濫原
ワークショップでは、研究をいかにアフリカに還元するかという点が議論としてあがりました。私はアフリカ研究をすすめるいっぽうで、日本の農村研究にも着手しています。アフリカの農村が変化してきているように、日本の農山村も現在、大きく変わろうとしています。西部ザンビアにアンゴラからの移住者が定着しているように、日本の農山村では都市からの移住者が住み始めています。アフリカと日本と地理的には大きな隔たりがありますが、地域社会が再編されつつあるという状況はきわめて似ています。両者を比較検討しながら研究をすすめるとともに、アフリカおよび日本における地域社会の発展にむけた具体的なアクションに取り組みたいと考えています。

吉田 美冬
『砂漠ゾウ』と牧畜民との関係性の変容−季節河川の利用をめぐって−
ワークショップ参加によって、とても特殊な場所だと捉えていた自分の調査地は、自然環境による理由だけでなく、南部アフリカの一地域であることによっても、この特殊さが作られているのだと強く感じました。今回いただいた貴重なコメントは、今後の研究にうまく取り込んでいきたいと思います。

中山 節子
湖に『まち』をつくる−マラウイ湖漁撈社会変容における帰還労働移動者受容−
南部アフリカ地域のなかで、これまでマラウイは外れの小国のように思っていましたが、議論を重ねるなかで、そのような「周縁」こそが「南部アフリカ地域」が実体としてたち現れる現場だったとつよく思うようになりました。関東の皆さんとの共催という、数年来の希望が叶い感謝しています。準備に携わった皆さんや、会場にお越し頂いた皆さんの叱咤と激励を胸にまた頑張っていこうと思います。

吉川 竜太
ザンビア東部における社会変動と農地利用の変化−チェワ農民による新しい畑の創出をめぐって−
「なぜ、現在、そのフィールドで、その調査をおこなうのか?」というコメントをいただきました。この問いに対する答えが、研究者と研究者、地域と地域を繋ぎ、フィールドの理解をもよりいっそう高めるのだと思います。南部アフリカというこれまで経験しなかった、広い視点で自分のフィールドを見つめ直し、先の問いの答えを議論する貴重な機会になりました。

丸山 淳子
ボツワナの再定住地における狩猟採集民サンの居住地選択
このワークショップの準備や議論のなかで、ボツワナの一地域の現象としてとらえていたことが、南部アフリカの各地からの報告とつながってみえてくる瞬間が何度もあり、非常に刺激的でした。また、関東を拠点として、より大きな視点から南部アフリカ地域を研究されている方々との討論も大変勉強になりました。今回のワークショップで議論された研究の方向性と、それを通して得られたネットワークを今後とも大切にしていきたいと思います。

飯山 みゆき
南アフリカ共和国旧トランスカイ農村における土地利用の実態
南部アフリカという一地域について、自然・社会・人文系の専門家が揃うというのは、さすが地域研究のメッカ、京大ならではと感心しました。それぞれの専門分野にこだわった皆さんの発表はとても刺激的で勉強になりました。今後も、東西研究者の意見交換の場が設けられることを強く望んでいます。
プログラム  WSトップ
日時:2006年2月18日 10:30 - 
場所:東京外国語大学本郷サテライト
共催:南部アフリカ研究会
共催:日本アフリカ学会関東支部

プログラム
総合討論

開催に際して

趣旨説明

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