:: 平成15年度 フィールド・ステーション年次報告
エチオピア
  (1)研究活動および学生のフィールドワークの支援:
    エチオピア・フィールド・ステーション(EFS)は、首都アジスアベバに拠点をおき、南部諸民族州の南オモ地域にサブ・ステーションを設けて活動をおこなっています。
2003年度には、10月にアジスアベバ大学と共催でフィールド・ステーション連携ワークショップ「アジア・アフリカにおける環境と生業をめぐる地域住民のとりくみ」を開催したのにあわせて、6人のASAFAS教員と15人のASAFAS大学院生が当プログラムの資金によって海外に派遣され、EFSの機能を活用して教育研究活動に従事しました。これ以外にも、別資金によって渡航した3名のASAFAS教員と、5名のASAFAS大学院生がEFSを利用しています。また、エチオピアにおいて教育・研究に従事する京都大学の他部局や他大学の教員、大学院生によるステーション機能の利用もありました。
フィールド・ステーション連携ワークショップの開催内容等についてはEFSホームページを参照してください。
EFSホームページ:http://areainfo.asafas.kyoto-u.ac.jp/efs/j/workshop.html
教員の派遣と海外調査:
  • 重田眞義(ASAFAS教員)は7/17-8/15の期間の前半、ドイツ・ハンブルグにおいて開催された第15回国際エチオピア研究学会に6人のASAFAS大学院生(金子、西崎、マモ、川瀬、ダニエル、ベル)とともに参加し、当プログラムのEFS活動に関連した成果の発表をおこないました。後半はエチオピアに移動してEFSの整備と、アジスアベバ大学と共催するフィールド・ステーション連携ワークショップの準備にあたりました。また、エチオピア東部のハラールにおいて、ベル・アサンテ(平成14年度入学)の臨地教育を実施しました。
2003.10.20-10.30のフィールド・ステーション連携国際ワークショップに参加およびEFSを利用したASAFAS教員と大学院生:
ASAFAS教員:
21COEプログラムの資金による参加者:氏名(担当FS)・渡航期間
  • 伊谷樹一(タンザニアFS、エチオピアFS)・03.10/18-03.11/16
  • 市川光雄(カメルーンFS)・03.10/17-03.11/10
  • 太田至(ケニアFS、エチオピアFS)・03.10/18-03.11/6
  • 田中二郎(ケニアFS)・03.10/18-03.11/18
  • 子島進(カイロFS)・03.10/18-03.10/28
別資金による参加者
  • 加藤剛(21COEプログラム・リーダー)・03.10/19-03.10/23
  • 山越言(カメルーンFS)・03.10/20-03.10/30
  • 重田眞義(エチオピアFS)・03.10/20-03.11/7
ASAFAS大学院生:
氏名(入学年度)・渡航期間・関連FS・調査経費・研究テーマ
  • アンディ・アムリ(平成10年度入学)・03.10/19-03.10/29・インドネシア・マッカサルFS・当プログラム・“Studies on Silvo-Fishery Systems and Natural Resource Management in the Coastal Areas of South Sulawesi, Indonesia”
  • 伊藤義将(平成15年度入学)・03.10/3-04.1/6・エチオピアFS・別資金・「アフリカ農村社会の教育発展にともなう社会の変容及び農村社会における教育のあり方とその可能性」
  • 織田雪世(平成11年度入学)・03.8/30-04.5/31・カメルーンFS・当プログラム・「美容師業を選んだ女性たち: ガーナ都市部で新展開する女性の職業に関する研究」
  • 小川さやか(平成12年度入学)・03.10/5-04.7/5・タンザニアFS・当プログラム・「タンザニアの経済自由化以降の商業部門の変容に関する研究:地方拠点都市ムワンザの古着流通を事例に」
  • 金子守恵(平成10年度入学)・03.10/20-03.11/7・エチオピアFS・当プログラム・「文脈化されるものづくりの過程: エチオピア西南部オモ系農耕民アリの土器づくり職能集団を事例として」
  • 川瀬慈(平成13年度入学)・03.9/26-04.8/31・エチオピアFS・当プログラム・「エチオピアの吟遊詩人アズマリとラリベロッチをめぐる音楽人類学的研究」
  • 小泉都(平成13年度入学)・03.10/19-03.10/29・インドネシア・ボゴールFS・当プログラム・“Ethnobotany of the Penan Benalui of East Kalimantan”
  • 佐川徹(平成12年度入学)・03.10/4-03.12/27・エチオピアFS・当プログラム・「エチオピア西南部のダサネッチ社会におけるジェンダーと活動領域」
  • 鈴木郁乃(平成14年度入学)・03.9.5-03.12.5・エチオピアFS・別資金・「エチオピア西南部アリ地域における公的教育と在来組織の関係について」
  • 内藤直樹(平成10年度入学)・03.10.18-03.11.16・ケニヤFS・科研費・「アフリカ牧畜民社会における生業変容と民族間関係の動態に関する人類学的研究」
  • 西真如(平成15年度3年次編入学)・03.9/22-03.12/19・エチオピアFS・当プログラム・「エチオピアの在来組織活動が 形成する地域社会と公共性」
  • 西崎伸子(平成11年度入学)・03.9/22-03.11/10・エチオピアFS・当プログラム・「エチオピアの自然保護区と地域住民の関係:野生動物保護政策における地域住民の役割再考」
  • 服部志帆(平成11年度入学)・03.10/18-04.9/1・カメルーンFS・当プログラム・「自然保護計画が狩猟採集民に与える影響:カメルーン東部州熱帯雨林におけるバカ・ピグミーの例」
  • 平井將公(平成13年度入学)・03.10/16-04.2/10・カメルーンFS・当プログラム・「中部セネガルにおける「樹木のある畑」の形成過程について」
  • 藤井美穂(平成11年度入学)・03.10/19-03.10/29・当プログラム・“Social Change in a Philippine Coconut Farming Village: A Case Study in Laguna Province”
  • ベル・アサンテ(平成14年度入学)・03.8/1-03.10/30・エチオピアFS・別資金・“The Impact of the Activities of Voluntary Women's Association on the Basket Weaving Tradition of the Harari in Ethiopia”
  • マモ・ヘボ(平成11年度入学)・03.10/19-03.11/2・エチオピアFS・当プログラム・“Land Tenure Changes, Land Disputes and Mechanism of Land Dispute Resolution among Arsii Oromo, Southern Ethiopia”
  • 村尾るみこ(平成12年度入学)・03.10/18-04.9/30・ザンビアFS・当プログラム・「カラハリ・サンド帯における農耕体系に関する研究」
  • 森下敬子(平成9年度入学)・03.6/14-04.5/31・エチオピアFS・別資金・「アフリカ農村社会における住民とNGOの相互的影響」
  • リム・ボック(平成11年度入学)・03.10/19-03.10/29・当プログラム・“Salt Industry of Bangladesh: Past and Present”
    (50音順)
EFSを利用した大学院生:氏名(入学年度)・渡航期間・調査経費・派遣国・研究テーマ
  • 山本雄大(平成13年度入学)・02.12.20-03.7.2・別資金・エチオピア・「嗜好品作物チャットをめぐる人々の営み:エチオピア南部シダマにおける生産・流通・消費」
  • ダニエル・バヘタ(平成12年度入学)・03.7.20-03.11.20・当プログラム・エリトリア・“The Development of Education and Social Change in Eritrea”
 
     
    EFS南オモ・サブ・ステーションにおいて
研究協力者と討論をおこなう
鈴木郁乃(ASAFAS大学院生)
衛星通信システムを使用して
電子メールの交換および
HPの更新をおこなう西真如(ASAFAS大学院生)と
重田眞義(ASAFAS教員)
 
     
    FS連携ワークショップで発表する
ベツレヘム・テコラ(アジスアベバ大学人類学科大学院生)
FS連携ワークショップで座長をつとめる
タダセ・ベリソ(アジスアベバ大学エチオピア研究所副所長)と
進行係の服部志帆(ASAFAS大学院生)
 
   
  (2)フィールド・ステーションの整備:
    EFSでは2003年7月から民間の宿泊施設を借り上げて、教育研究活動の基地としてきました。また、南部諸民族州の南オモ地域メツァ村にサブ・ステーションを設けて、周辺地域で研究活動をおこなうASAFAS院生の拠点としてきました。いずれも、随時セミナーや共同研究会を開催しました。
EFSではR-BGAN衛星通信システムを活用して、サブ・ステーション、京都、各派遣院生のフィールドとの間で随時電子メールによる連絡をとれる体制を整えました。
FS連携ワークショップの開催にあわせてEFSのホームページを開設しました。
EFSホームページ:http://areainfo.asafas.kyoto-u.ac.jp/efs/index.html
 
   
  (3)共同研究:
    アジスアベバ大学エチオピア研究所前所長アブドゥサマド・アフマド氏を中心に南オモ地域の都市生成に関する共同研究をすすめました。同氏は2004年1月より3ヵ月間ASAFASの客員教授として来日されました。
科研費「アフリカ型生業システムの環境保全機能に関する地域研究」による共同研究をアジスアベバ大学社会科学部人類学社会学科の教員および大学院生とすすめました。
アジスアベバ大学社会科学部人類学社会学科の修士課程大学院生に対してフィールドワーク実施の支援をおこないました。
 
   
  (4)研究業績:
    論文など
  • 重田眞義、2003「雑穀のエスノボタニー:アフリカ起源の雑穀と多様性を創り出す農耕文化」山口裕文・河瀬真琴(共編)『雑穀の自然史』北海道大学図書刊行会、206-224頁.
  • 重田眞義、2003「見送る人に思いを残して」『まほら』No37、旅の文化研究所、42-43頁.
  • 重田眞義、2003「エンセーテ」『月刊みんぱく』編集部(編)『世界民族博物誌』、八坂書房、99-101頁.
  • 重田眞義、2004「嗜好品とともにすぎゆくエチオピア高地の一日」高田公理・栗田靖之・CDI(共編)『嗜好品の文化人類学』講談社選書メチエ、116-125頁.
  • 重田眞義、2004「書評:吉田集而・堀田満・印東道子(共編)『イモとヒト-人類の生存を支えた根栽農耕』」『学鐙春号』vol.101(1):36-39.
  • Kaneko, Morie, 2003, Book Review: Dena Freeman and Alura Punkhurst (eds.), 2001, Living on the Edge. Addis Ababa University Press. Nilo-Ethiopian Studies, Nos. 7-8: 94-96.
  • Nishizaki, Nobuko, 2004, “Resisting Imposed Wildlife Conservation: Arssi Oromo and the Senkelle Swayne's Hartebeest Sanctuary, Ethiopia.” African Study Monographs, Vol. 25, No 2.
  • Nishizaki, Nobuko, (in press) “The Role of Community in Wildlife Conservation: Natural Resource Use and Management by Ari People Neighboring to Mago National Park.” A Paper Presented on the 15th International Conference of Ethiopian Studies, Hamburg, Germany.
  • Mamo Hebo, 2003, “A Note on the Interaction between the Formal and Informal Disputes Settlement Settings among the Arsii Oromo, Southern Ethiopia.” 『アジア・アフリカ地域研究』第3号:262-271.
  • Mamo Hebo, 2003, Book Review: James, W. et al eds., “Remapping Ethiopia: Socialism and After.” Nilo-Ethiopian Studies, 7-8: 91-94.
  • Mamo Hebo, (in press) “Land Rights in Dispute: A Diachronic Overview of Land Disputes Among Arsii Oromo Peasants in Kokossa District, Southern Ethiopia.” A Paper Presented on the 15th International Conference of Ethiopian Studies, Hamburg, Germany.
  • Baheta, Daniel, (in press) “The Effect of Formal and Basic Education on Rural Livelihood in a Settler Village in Eritrea, Case Study of Gadien.” Proceedings of the 15th International Conference of Ethiopian Studies, Hamburg University, Germany.
  • Baheta, Daniel, (in press) “Human Right Based Approach to Girls Education in Eritrea.” UNICEF Report.
  • 佐川徹、2003「書評:Dorothy L. Hodgson (ed.), 2000, Rethinking Pastoralism in Africa: Gender, Culture and the Myth of the Patriarchal Pastoralist. Oxford, James Currey, 272p」『アジア・アフリカ地域研究』第3号:253-257.
  • 佐川徹、2004「殻がもたらす豊かなくらし-エチオピア西南部のダサネッチ社会におけるコーヒー利用」田中二郎・佐藤俊・菅原和孝・太田至(共編)『遊動民(ノマッド)』昭和堂.
  • 川瀬慈、2003「書評:Kay Kaufman Shelemay, 2001, “Soundscapes” Norton」『アジア・アフリカ地域研究』第3号:258-261.
  • Kawase, Itsushi (in press) “Musical activities of Azmari in Gondar and their self-designation.” Proceedings for 15th International conference of Ethiopian Studies.
  • 西真如、2003「国民国家の解体とエスニシティ:近代エチオピア社会とスルテの人びとの歴史」『アフリカ研究』63:1-15.
口頭発表
  • 重田眞義、2003「現代エチオピア女性のひとり旅:エチオピア正教会への巡礼の事例から」(森下敬子,金子守恵,ゲブレ・インティソと共著)日本ナイル・エチオピア学会第12回学術大会(於土佐市民会館・伊野簡易保険センター、2003年4月).
  • 重田眞義、2003「村に学校ができるとき:教育をめぐるゲブレ親子のライフヒストリーを中心に」(ゲブレ・インティソ,インティソ・デコ,金子守恵と共著)日本アフリカ学会第40回学術大会(於島根大学、2003年5月).
  • Shigeta, Masayoshi, 2003, “Indigenous Resources for Endogenous Development: An Appraisal of Potentialities in Ethiopia's Diversity.” 15th International Conference of Ethiopian Studies (Hamburg University, Germany July 20/21-25. 2003).
  • 重田眞義、2004「アフリカにおける栽培植物の民俗的品種保存」平成15年度木原生物学研究所セミナー(於横浜市立大学木原生物学研究所、2004.3.26).
  • Kaneko, Morie, 2003, “Forming Techniques and Creativities: Pottery Making in Ari, Southwestern Ethiopia.” 15th International Conference of Ethiopian Studies (Hamburg University, Germany, July 20/21-25, 2003).
  • 金子守恵、2004「知識資源としての土器づくり技術-エチオピア西南部アリにおける技術の伝承と創造」資源人類学総括班主催のワークショップ「資源と人間」(於静岡県熱海市、2004年2月).
  • Nishizaki, Nobuko, 2003, “The Role of Community in Wildlife Conservation: Natural Resource Use and Management by Ari people neighboring to Mago National Park.” 15th International Conference of Ethiopian Studies, (Hamburg University, Germany, July 20/21-25, 2003).
  • Nishizaki, Nobuko, 2003, “How Local People Take Different Attitudes toward Conservation Policy: A Case of Mago National Park, Ethiopia.” 21th Century COE International Workshop on Environment, Livelihood and Local Praxis in Asia and Africa (Addis Ababa University, Ethiopia, October 21-23, 2003).
  • 西崎伸子、2003「アフリカの野生動物保護における合意形成:エチオピアの事例」第28回環境社会学セミナー(於京都精華大学、2003年12月).
  • マモ・ヘボ、2003, “Women's Land Rights: Some Reflections on the Women's Land Holding Rights in Arsii Oromo Customary Setting.” 日本ナイル・エチオピア学会第12回学術大会(於土佐市民会館・伊野簡易保険センター、2003年4月).
  • Mamo Hebo, 2003, “Land Rights in Dispute: A Diachronic Overview of Land Disputes Among Arsii Oromo Peasants in Kokossa District, Southern Ethiopia.” 15th International Conference of Ethiopian Studies (Hamburg University, Germany, July 20/21-25, 2003).
  • Mamo Hebo, 2003, “Land Disputes Settlement in Plural Institutional Settings: A Case of Arsii Oromo, Southern Ethiopia.” 21th Century COE International Workshop on Environment, Livelihood and Local Praxis in Asia and Africa (Addis Ababa University, Ethiopia, October 21-23, 2003).
  • Baheta, Daniel, 2003, “The Effect of Formal and Basic Education on Rural Livelihood in a Settler Village in Eritrea, Case Study of Gadien.” 15th International Conference of Ethiopian Studies (Hamburg University, Germany, July 20/21-25, 2003).
  • 佐川徹、2003「西南部エチオピアのダサネッチにおけるコーヒー利用とその歴史的背景に関する研究」日本民族学会近畿地区研究懇談会(於京都、2003年3月).
  • 佐川徹、2003「西南部エチオピアのダサネッチにおけるコーヒー利用とその歴史的背景」日本ナイル・エチオピア学会第12回学術大会(於土佐市民会館・伊野簡易保険センター、2003年4月).
  • Kawase, Itsushi, 2003, “Musical Activities of Azmari in Gondar and Their Self-Designation.” 15th International Conference of Ethiopian Studies (Hamburg University, Germany, July 20/21-25, 2003).
  • Kawase, Itsushi, 2003, “Musical Performance and Self-Designation of Ethiopian Minstrels: Azmari.” 21th Century COE International Workshop on Environment, Livelihood and Local Praxis in Asia and Africa, (Addis Ababa University, Ethiopia, October 21-23, 2003).
  • 山本雄大、2004「嗜好品作物チャットをめぐる人々の営み-エチオピア南部シダマにおける生産・流通・消費-」日本民族学会・第5回近畿地区研究懇談会・修士論文発表会(於国立民族学博物館、2004年3月).
  • 山本雄大、2004「嗜好品作物チャットをめぐる人々の営み-エチオピア南部シダマにおける生産・流通・消費-」日本ナイル・エチオピア学会第13回学術大会(於KKRびわ湖、2004年4月18日).
  • 西真如、2003「国民国家の解体とエスニシティ:近代エチオピア社会とスルテの人びとの歴史」第40回日本アフリカ学会学術大会(於島根大学、2003年5月).
  • Nishi, Makoto, 2003, “Making and Unmaking of the Nation State and Ethnicity in Modern Ethiopia: A History of the Silte People.” 21th Century COE International Workshop on Environment, Livelihood and Local Praxis in Asia and Africa, (Addis Ababa University, Ethiopia, October 21-23, 2003).
  • 西真如、2004「グラゲ道路建設協会:住民組織の活動と公共圏形成」日本ナイル・エチオピア学会第13回学術大会(於KKRびわ湖、2004年4月18日).
  • ベル・アサンテ、2003 “Ge Mot: Changes in the Traditional Basketry of Harari, Ethiopia.”日本ナイル・エチオピア学会第12回学術大会(於土佐市民会館・伊野簡易保険センター、2003年4月).
  • Asante, Belle, 2003, “Women's Craft Guilds and the Traditional Basketry (Ge Mot) of Harari, Ethiopia.” 21th Century COE International Workshop on Environment, Livelihood and Local Praxis in Asia and Africa (Addis Ababa University, Ethiopia, October 21-23, 2003).
  • ベル・アサンテ、2003 “Craft Associations and Traditional Basketry among Harari Women in Ethiopia.” 日本民族学会・第5回近畿地区研究懇談会・修士論文発表会(於国立民族学博物館、2004年3月).
  • 鈴木郁乃、2004「農村における学校教育と生業活動の関係:エチオピア西南部アリの事例から」日本ナイル・エチオピア学会第13回学術大会(於KKRびわ湖、2004年4月18日).
フォーラム・講演
  • 重田眞義、2003(パネラー)「地球・嗜好品めぐり」、嗜好品文化フォーラム、於東京・丸ビルホール (2003.3.15).
  • 重田眞義、2004(パネラー)「開発援助を通して考えた『人間の幸福』-何が先進国・何が開発途上国?-」第79回J.Iフォーラム、於東京・銀座ソニービル (2004.1.27).
  • 西真如、2003(コメンテーター)「世界銀行東京事務所セミナーシリーズ:アフリカ、第4回アフリカ地域における農業・農村開発」於世界銀行東京事務所(2003.9.12).
学位論文
  • 佐川徹、2003「西南部エチオピアのダサネッチにおけるコーヒー利用とその歴史的背景に関する研究」京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、博士予備論文.
  • 川瀬慈、2003「エチオピアの吟遊詩人アズマリの音楽実践をめぐる諸相」京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、博士予備論文.
  • Mamo Hebo, 2004, “Land, Local Custom and State ‘Laws’: A Study of Land Tenure Systems and Land Disputes Settlements among the Arsii Oromo, Southern Ethiopia.” A PhD dissertation, 213p.
  • 山本雄大、2004「嗜好品作物チャットをめぐる人々の営み-エチオピア南部シダマにおける生産・流通・消費-」京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、博士予備論文.
  • Asante, Belle, 2004, “Craft Associations and Traditional Basketry among Harari Women in Ethiopia.” 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、博士予備論文.
  • 金子守恵(準備中)「(仮題)文脈化されるものづくりの過程-エチオピア西南部オモ系農耕民アリの土器づくり」京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 、博士学位論文.
  • 西崎伸子(準備中)「(仮題)エチオピアの自然保護区と地域住民の関係:野生動物保護政策における地域住民の役割再考」京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、博士学位論文.
  • Baheta, Daniel, (preparing) “(tentative) Negotiating Girls Status in Village Life: Case Study from a Settler Village Called Gadien, Eritrea.” 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、博士学位論文.
 
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平成15年度 フィールド・ステーション年次報告

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