:: 平成15年度 フィールド・ステーション年次報告 | |||||
タンザニア | |||||
(1)研究活動: | |||||
◆2003年4月、タンザニア連合共和国の首都ダルエスサラームに民間家屋を借り上げてフィールド・ステーション(TSF)を設置しました。2003年度に当ステーションを利用したASAFAS関係者は、教員5名(掛谷誠、太田至、池野旬、伊谷樹一、荒木美奈子)と院生11名(S.
Nindi、長谷川竜生、近藤史、D. Mhando、小川さやか、黒崎龍悟、瀬古紗矢香、加藤太、川西陽一、八塚春名、溝内克之)、計16名でした。以下に、21世紀COE資金による活動を列記します。
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農作業の合間にシコクビエのジュースを飲んで休憩(イリンガ州:近藤) |
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ソルガム畑での除草(ドドマ州:長谷川) |
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(2)フィールド・ステーションの活用: | |||||
◆タンザニア・フィールド・ステーション(TSF)は、セミナー・ルームや宿泊施設を備えるとともに、通信拠点、データや試料の整理と加工、資料等の保管、プレゼンテーションの準備などに活用されています。
◆当ステーションには守衛が常勤するとともに、民間の警備会社と契約して安全対策を整えています。タンザニアで調査する場合、調査許可、滞在許可を取得するために最低でも2週間はダルエスサラームに滞在する必要があり、そのときの安全な宿泊施設としても有効に利用されています。 ◆ステーションでは、タンザニア在住者、他機関の研究者、ASAFASの派遣学生を交えて、公開セミナーを開催しています。2003年11月に開かれた第一回TFSセミナーでは、ASAFASの学生である瀬古紗矢香(平成13年度入学)と川西陽一(平成14年度入学)がフィールドワークの中間報告をおこない、2004年2月の第二回セミナーでは、同じくASAFASの長谷川竜生(平成11年度入学)が調査の成果を発表しています。多分野の研究者やタンザニアの事情に詳しい方々から多角的な意見を得ることができ、研究を学際的に深化させる機会となっています。また、長期にわたるフィールドワークの途中あるいは最後に発表機会をもつことで、調査を客観的に捉えなおし、研究の方向性を再確認するのに役立っています。発表要旨については、近々ホームページを立ち上げて公開する予定です。 |
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(3)共同研究: | |||||
◆ASAFASとソコイネ農業大学・地域開発センター(SCSRD)は研究協定を締結しており、これまでも密接に交流してきました。これからも地域研究と農村開発を連携しながら共同研究をすすめていくことに合意しています。また、ASAFASの多くの学生は、SCSRDの研究者をカウンターパートとして調査活動をサポートしてもらっており、2003年度には、S. Nindi、D. Mhando、近藤史がSCSRDの定期セミナーで研究計画ならびに経過を報告しています。 | |||||
(4)研究業績: | |||||
◆論文など
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>> フィールド・ステーション活動状況:平成15年10月現在 >> 平成15年度教員・若手研究者の報告 >> 平成15年度大学院生の報告 |
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平成15年度 フィールド・ステーション年次報告 |